平成28年度司法試験 成績
司法試験の成績が帰ってきました。
短答も合わせた点数は以下の通りです(少数点は切り下げ)。
短答:141点(1125位)
公法系:126点(憲法A行政B、451位)
民事系:221点(民法A商法A民訴A、67位)
刑事系:112点(刑法A刑訴D、1311位)
労働法:68点(49/1346位)
論文:527点(160位)
総合:1064点(175位)
※系統別の順位は、以下の法務省の資料から引用しています。
http://www.moj.go.jp/content/001202508.pdf
予想より遥かに良い順位で、成績表を見た瞬間に驚きました。
結果を分析してみると、まず、各設問で法律構成を外さなかった科目(民事系、刑法、労働)については、良い点数が付いているようです。
これまで伊藤塾の赤本を1周したのと答練以外は一切勉強していなかったため、憲法はまったく自信が無かったのですが、継続監視を13条後段で、禁止命令を22条1項で無難に処理し、枠組みを外さなかったことが評価されたのだと思います。
行政法や刑訴は、配点の大きい問題(行政法設問3、刑訴設問1)で、法律構成を大外ししてしまったので、点数が付かないのは予想通りでした。
今年の論文試験は、全体的に書くべき法律構成が分かり易い反面、設問の量が多いため、時間内にすべての設問を筋を外すことなく書き切れるか否かが勝負だったといえそうです。
私が合格点を取ることができたのは、全科目で途中答案なく7枚以上書くことができ、法律論としての緻密さはともかく、おおむね正解筋に触れることが出来たからだと思います。
今のところ、民法と刑法のみ再現答案を載せておりますが、他の科目の再現答案についても、完成次第載せますので、参考にして頂ければ幸いです。